① 時節を待て +「先を楽しみに」

「時節を待て」と同じような知恵として「Wait & see(成果・結論を急ぐのを止めて少し様子を見てみる)」「すぐに白黒を決めない」と言っても良いかもしれません。

そして、この知恵は「先を楽しみに」とセットです。どうなるのか不安な感情を転換するのが「先を楽しみに」です。

【当てはまる事例】①子供の不登校、②組織の一員で自分一人が早くこの問題を処理したいと考えている場合、③恋愛結婚など。

人間の数ある感情の中で最も危険なものは焦り・焦燥感です。一見、怒りが危険なように思えますが、怒りが暴力や辞職・辞退・離婚に直結するのは案外少ないものです。大抵は時間を経て冷静になると危険な行動はしないものです。しかし、焦燥感は違う。

【事例】会社の営業担当者 - 早く契約をもらいたい!

相手が法人で金額の大きな契約の場合、担当者の一存ですぐに決めらケースも多いです。こういう場合は、この人に意思決定の権限があるのか正確に確認できていれば、率直に相手がどう思っているか本心を聞き出すのが先決。相手の意向に沿っていれば、押すばっかりではなく、自社商品だけでなく相手に役立つ情報提供をすることで時機を待つのも一法です。

ご参考までに私がタイで営業活動をしていた1998年から2005年の間のことを言えば、1997年の通貨危機でタイ経済は壊滅。バーツの価値も下がり、日本製品はとても買えない。この時は、経済が上向いたときに向けて種まき(=新規の顧客との関係強化=上向いたときには買ってもらえる関係作り)に専念。2002年頃から売れ出し、2003年、2004年は爆発的に営業成績を伸ばしました。